芯は強いが柔らかな雰囲気のクルマ、そんなところがいい
 

  • パサっと
  • 40代・男性
  • 家族構成:夫婦のみ
  • 利用シーン:通勤/買い物・送迎/趣味/ドライブ
  • 所有車:アウディ A3

試したかったポイント


●いつもの自分のクルマの使い方での実燃費
●いつもの通勤路での乗り心地
●自宅での駐車しやすさ
●小回り性能
●見た目が自宅に似合うか否か
●高速道路での安定感
●ナビなど使いこなしに時間が必要な装備の使い勝手
●家族友人知人の反応
●家族がクルマ酔いしないこと(クルマによる差あり)
●愛着が湧いてくるか否か

評価レビュー


現所有車に対して、燃費が良くなり(日常12km/L が15km/L)、税金も下がり(排気量2.0L→1.4Lで、重量税区分は同じ)、センサー類の助けで小回り/駐車性もほぼ同等なので、クルマが大きくなることによるネガティブな点はほとんどありませんでした。
運転感覚/走行感覚は、Passatの方が軽快(現所有車は重厚)で、リラックスできる(現所有車はちょっと緊張感がある)ように思いました。平和で安心、家族もクルマ酔いしません。得意気感のないPassatは、周囲の反応も温厚で、素直に気に入ってくれる人が多かったように思います。
芯は強いが柔らかな雰囲気のクルマ、そんなところがいいなと思いました。

評価ポイント

  • 外観のボディーサイズ・
    ボディカラー

    最も気に入ったのはボディスタイルです。シンプルでエッジが利いています。余分な線や起伏がなく、最低限の要素で、線と面が構成されていると思います。薀蓄(うんちく)や主張が表に出過ぎた形態の対極です。低く幅広いフロントに、透明感のあるライトが光る静かな表情も気に入りました。
    ボディサイズは大きめですが、それ以上に室内空間と荷室は広く、且つ最適な着座姿勢が取れるので、空間設計も素晴らしいと思います。ボディサイズを把握しやすいデザインである上、各種センサー類にも助けられるため、ボディの大きさをネガティブに感じることはほとんどありませんでした。
    ボディカラー(クリムゾンレッド)は、カタログや写真では「焼き芋みたいだなあ」と思っていたのですが、実車は艶と深みのあるいい色でした。

  • 安全性:
    その他(広義の安全性能)

    運転そのものが好きなので、アシスト系装備はほとんど使いませんでした。試しに使ってみて、機能を確認したレベルです。緊急時の危険回避、というような場面もなかったため、いざという時の性能を試すこともありませんでしたが、危険な目に遭わなかったことがPassatの性能の証なのかもしれません。
    思ったように加速と減速ができ、運転に集中できる環境があり、周りの状況を把握しやすく、安心感と余裕を持って運転できることが、諸々の安全装備の上位にあることだと思います。

  • 安全性:
    レーンキープアシスト
    システム
    "Lane Assist"

    レーンキープアシストは、車線逸脱をステアリング補正で、ドライバーだけに伝えるというのが良いと思いました。この手の警告は、音で乗員全員に知らせる必要はないです。ただ作動速度範囲(65km/h以上)は、もう少し低速に広げても良いと思います。

  • 安全性:
    レーンチェンジ
    アシストシステム
    "Side Assist Plus"

    レーンチェンジアシストは、点灯場所(ミラーも見る癖が付く)と、作動範囲が適切で、これで避けられる事故は(もらい事故も含めて)世の中にたくさんあるだろうな、と思いました。

お気に入りポイント

シートベンチレーションなど暑さ対策装備

モニター期間が7月30日~8月21日ととても暑い時期でしたので、シートベンチレーションは絶大な威力を発揮しました。
エアコンの冷気にあたるよりも、ダイレクトに汗が引きます。夏の黒い革シートにはぜひ付けたい装備です。リフレッシュ効果とか眠気防止にも効果的だと思いました。
3ゾーンフルオートエアコンディショナーは、乗員全員を快適にする装備です。後席の人に冷気を当てるために、前席の人が寒い思いをする必要がありません。
リア電動サンシェードも、室内の温度上昇を抑制させる点で効果があったと思います。

試乗のご様子


「Volkswagenのある生活」をテーマにした写真を撮影いただきました。

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